2019年度「みんなでつくるみんなの森プロジェクト」

第四回ワークショップ「みんなで間伐大作戦」

緑の募金事業

 

1)日時:2019年11月18日(土) 9:30〜13:30

2)場所:創造の森保育園(栃木県那須塩原市高林328-2)

3)主催:創造の森保育園、NPO法人1000年の森を育てるみんなの会

4)講師:蓮見一男さん(日本樹木医会栃木県支部副支部長)

5)参加者数:参加者33名

 

今回のワークショップに先立って、みなさんが安心して作業できるよう、11月13日に大型の高所作業車などを使って、高所の枯れ枝や、直径約1mもある比較的大きな立枯れ木などを撤去しました。

 

その作業を経て、ようやく本日の間伐のワークショップの開催です。今日間引きするのは直径約30cm以下の比較的細い木です。

チェーンソー班とノコギリ班に分かれて、早速木を切ります。

チェーンソー班は大人の方に担当いただきました。大勢の方がマイ・チェーンソーを持参くださり、驚いたことに扱いもプロ並み。予定の7本はアッという間に地面に倒されました。さらには、自主的に「この木も倒そう、これがなければ風通しもよくなるね」と作業に取り組んでいただきました。途中までは倒した本数を数えていたのですが、作業スピードが速く、おそらく30本は切りましたでしょうか。おかげで森がすっかり明るくなりました。

子供たちのノコギリ班も負けてはいません。こちらは直径5cm程度の細い木が対象です。作業を開始した途端に、「僕が切る、私が切る」と意気揚揚です。予定の2本などアッと言うまです。切り終えてしまうと、今度は「もっと切らせて」の大合唱です。こちらは合計で約10本は切り倒しましたでしょうか。

参加いただいた小学5年生の児童が、木を切る際にノコギリから伝わる感触が新鮮で心地よいと楽しそうに話してくれたのが、とても印象的でした。

みなさん、お疲れさまでした。

2019年度「みんなでつくるみんなの森プロジェクト」

第三回ワークショップ「真山高士さんと考えるグランドデザイン 夢の園庭づくり」

緑の募金事業

 

1)日時:2019年10月26日(土) 13:30〜16:00

2)場所:創造の森保育園(栃木県那須塩原市高林328-2)

3)主催:創造の森保育園、NPO法人1000年の森を育てるみんなの会

4)講師:真山高士さん(NPO法人那須高原自然学校事務局長)

5)参加者数:参加者15名

 

今回は、今年8月3日に下草刈りをした森林の整備の方向性を探るグランドデザインワークショップです。講師としてお話しいただいた、NPO那須高原自然学校の真山高士さん、また園児たちの面倒を見てくださった同校の牧口未和さん、ありがとうございます。

最初の約1時間ほどNPO那須高原自然学校の真山高士さんに、「森のようちえん」の理念についてお話しいただきました。特に大切なのは、児童の遊びに保護者が手を出しすぎないこと。つい手助けをしたくなりますが、そこは我慢。じっと見守ることが重要とのこと。

その後、実際に森林を歩きながら、意見交換を重ね、整備の方向性を検討しました。とはいえ意見を出したのは大人で、園児たちは木に登ったり、木の棒を拾ってはそれで遊んだりと、とても元気に駆け回っていました。

コーディネーターとして具体的な計画を立てたいと焦ってしまいましたが一回のワークショップで決定することはそもそも不可能かも。真山さんのお話から、子供が何をやりやいか、大人はそれを見極め、子供がみずから行動することを見守る、それが子供にとってが自然に触れ合うということだというを学びましたので、まずは子供のしたいことを知る、そこからスタートさせたいと思います。

2019年度「みんなでつくるみんなの森プロジェクト」

第二回ワークショップ「生物多様性の不思議」

緑の募金事業 

 

1)日時:2019年9月28日(日) 9:30〜13:30

2)場所:創造の森保育園(栃木県那須塩原市高林328-2)

3)主催:創造の森保育園、NPO法人1000年の森を育てるみんなの会

4)講師:中川幸夫さん

5)参加者数:参加者25名

 

8月初旬に「下草刈り&堆肥作り」のワークショップから約2カ月が経ちました。暑い夏を経ても園庭の下草はさほど伸びておらず、園児たちの遊び場として適した環境を保っています。

さて、今回は生物多様性をテーマにしたワークショップです。講師には那須塩原市関谷小学校教諭の中川幸夫先生をお招きいたしました。那須塩原市動植物調査会副会長と栃木県自然環境調査員としても活躍されていらっしゃる中川先生に、最初に園舎にて約30分ほど、子供でも興味がもてるよう、生物の個性と豊かなつながりとしての生物多様性をわかりやすいくお話しいただきました。

続いて、園庭で自然観察会です。絶滅危惧種に指定されているトキホコリ(時繁)や在来種のトウジンハギ(盗人萩)、8月に下草刈りをしたため出てきたと思われるヤクシソウ(薬師草)などその土地ならではの植物がたくさん。見つけたのは植物だけではありません。ジョロウグモ(女郎蜘蛛)や蛇を見ては子供たちも大はしゃぎです。

先生曰く、創造の森には畑や花壇、森林とさまざまな環境があり、そのため、さまざまな生物の世界がみられるとのことでした。

 

【参加者の声】

○植物の名前をしることで、これまで雑草としてしか見てこなかった植物が大切に思えるようになった。

○子供のころに植物好きの学校の先生と一緒に山や川に足を運んで、話を聞て、自然環境に目が向くようになった。そういう大人との出会いが子供にとって大切だと思う。

○これまでに庭の手入れをしている際に希少種を刈ってしまったことがあるかもしれない。そう思うと罪悪感が。

2019年度「みんなでつくるみんなの森プロジェクト」

第一回ワークショップ「草刈り&堆肥作り」

緑の募金事業

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1)日時:2019年8月3日(土)9:30~13:30

2)場所:創造の森保育園(栃木県那須塩原市高林328-2)

3)主催:創造の森保育園、NPO法人1000年の森を育てるみんなの会

4)講師:益子一志さん

5)参加者数:参加者23名

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日本中が猛暑に包まれるなか、朝の栃木県那須高原には爽やかな風が吹いていました。そんななかで、講師の益子一志さんの指導のもと「みんなでつくるみんなの森プリジェクト(みんみんプロジェクト)」の第1回目を迎えました。

みんなで準備体操をした後、下草刈りの作業開始です。刈り払い機に慣れている方は機械で、そうでない人は立ち刈り鎌を使って手作で。刈った草は肥やしにするため数カ所に集めます。その傍で園児たちは集めた刈り草に乗ったり、カブト虫を捕まえたりして遊んでいました。

そうこうしてうちに、時はお昼に。なんとか予定の2200平方mを刈り終えました。みんなでお弁当を食べながら、益子さんに堆肥の作り方の話をうかがいました。刈り草は天地をひっくり反す「切り返し」という作業をして、約一年かけて堆肥にするそうです。また鶏糞を混ぜると早く堆肥になるという技も教えていただきました。そんなお話をうかがいながら、第一回目を終えることができました。

 

【参加者の声】

○初めて刈り払い機を使いました。根元付近から刈るよう教わりましたが、どうしても根元から離れたところを刈ってしまいます。

○堆肥づくりを学びたくて参加をしたが、充分に体験できなかった。刈り草を集めた後の作業まで行ないたかった。

○蔓が多く刈り払い機にすぐ絡まってしまうため、やりにくかった。